最終更新日:2010/07/30

指値注文と逆指値注文

FX取引には様々な注文方法があります。

その中で、自分がずっとPCの画面、あるいは携帯画面を見て注文処理を実行しなくても、あらかじめ設定した条件に達した時に決済処理が行われる自動売買ができる注文方法がいくつかあります。
中でもよく利用されるのは、「指値注文」と「逆指値注文」でしょう。
FXでガッツポーズをする女性
指値注文とは、読んで字のごとく、売買をする時の値段を指定する注文方法のことです。
FX取引で指値注文を行う時には、注文の出し方にルールがあります。

買いの注文を出す時には、注文を出す時点の値段よりもその通貨の値が下がった時に買うように設定します。
また、売りの注文を出す時には、注文を出す時点、もしくは買った時の値段よりもその通貨の値が上がった時に売るように設定します。

つまり、自分にとって利益が出るように注文を出すということですね。

一方、逆指値注文は、値段を指定するという点では指値注文と同じですが、「逆」とついているように指値注文とは逆の条件で注文を出すことになります。
つまり、買う時には注文を出す時よりも値段が上がった時に、売る時には注文を出す時、あるいは買った時よりも値段が下がった時に取引が成立するように注文を出すのです。

当然逆指値注文では利益が出ないので、一見メリットがないように感じます。
しかし、逆指値注文は時として、FX取引ではとても重要になることがあります。

FXは投資ですから、利益が出ることもあれば反対に損失を被ることもあります。
価値が上がる、あるいは下がると思っていた通貨も、為替相場が思わぬ方向に動けば損をしてしまいます。

しかし、為替相場の行く末をはっきりと予測できない場合には、あらかじめどこまでの値になったら買う(売る)と注文を出しておくことで、より大きな損失を負うことを避けることができるのです。

為替差損を大きくしない注文方法

外国為替市場で所持している外貨の価値が下がり、それによって生じる損失を為替差損といいますが、FX取引ではこの為替差損を少しでも小さくすることが収益をあげるには重要となるため、為替相場の動向を常に意識しておかなければいけません。
FXする女性
FX取引を始めたばかりの初心者におすすめできる方法は、スワップポイントを利用した取引です。

スワップポイントは、売買取引をする2国の通貨の金利差によって生じる利益ですが、外国為替市場は秒単位で相場が変動しているため、取引を開始した時点では利益が発生する形でも、所持している通貨の金利が逆転してしまえば、受け取るはずだったスワップポイントを逆に支払うことになってしまいます。

取引をした通貨を長く保有することはこうしたリスクを背負うことになるため、購入した通貨を長く持たないことがリスクを回避するポイントになります。

FX取引で、為替相場の動向によるリスクを負わず、買った通貨を長く持たずに利益を得るためには、ロールオーバーの時間にまたがってFX取引をすれば良いのです。

スワップポイントは日割り計算されて日々受け取ることができますが、スワップ金利を受け取るためには24時間その通貨を持っていなくても、ロールオーバーが行われる時間に持っていれば良く、これを利用して取引をします。

FX業者によってロールオーバーの時間は異なりますが、午前5時、6時、7時のうちのどれかであることが多く、中でも7時に設定している業者が大半です。

ですので、取引口座を持つFX業者がロールオーバーを行う時間の数分前に外貨(円との取引なら円よりも金利の高い通貨)を買い、その時間を過ぎたら、買った通貨のレートが上がったところで売るように注文を出しておけば、為替相場の動向による影響をほとんど受けることなくスワップポイントを得ることができます。

ただし、売却する時には取引しているFX業者が設定するスプレッドを差引きしてプラスになるまでレートが上がっていないとメリットが出ないことがあるため、注意しましょう。